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Posted by あしたさぬき.JP at

2019年09月19日

介護の合間 佐田岬サイクリング(その1)

メロディーラインにたどり着くまで
 今から約50年前建設省大洲工事事務所勤務の時に劣悪で “行くな国道”と言われた国道197号のバイパス工事を担当した思い出の道路を自転車で走ることにした。当時スカイラインと言われ、海べりの集落を山の縁をくねくねと曲がりくねった現道から遠く離れた山頂付近をトンネルと橋で最短距離で連絡した道路であった。計画当初はなるべく集落近くの山腹を通すルートを検討したが、何せ地質の悪い地滑り地帯であったので安全なルートが見つからない。結局山頂近いスカイラインに落ち着いた。しかし、工事を進めるには難問が待ち受けていた。一方から片押しで進めるか途中で山の上まで工事用道路を建設して進めるかしかない。それもトンネルと橋の連続。さらに地元の伊方原発反対運動の影響をもろに受けて用地買収もままならない状況。そのような環境の下で関係者のご協力で着々と工事は進められた。今回の旅で出会った人たちから「この道路が私たち生活の最大の基盤です」という声を聴いて我々の努力が報われていることに大変感動した。
 感動してはいられない。車だと少しの勾配でも楽々登れるが、人力の自転車はそうはいかない。事前に少しでも楽に登れるルートの選定に知恵を縛った。
 松山駅で特急を乗り換えて八幡浜駅までは列車で到着。愛媛県はサイクリング推奨県でJRもサイクリングを支援している。


とは思うが本当に考えているの?駅構内の運搬は輪行袋にちゃんと締まって運搬してください。乗車すると自転車を組み立てて駐輪できるスペースを準備しています。こんなこと誰がするの。駅構内を自由に自転車が走行できるのであればいいのに。それもどこの駅構内でもOKなら。帰りの駅で写真のサドルが見えていたら、駅員がJRの規定の写真を持参してサドルも全部隠してくださいとのこと。何を考えているの?という感じで怒る気もしなかった。
八幡浜駅で自転車を組み立てて安全を祈念して出発の記念撮影。


2度目の八幡浜の町をすいすいと坂を避けて海沿いの旧国道沿いに伊方町役場を目指して進行。途中の峠から佐田岬の山並みを望む。風車の林立している山頂付近を走ると思うと不安が先立つ。


地元の友人に事前に昼食場所の情報を得ていた。一つは国道の1000m級のトンネルを抜けて先のちゃんぽんのおいしい食堂。新道の長大トンネルを避けて旧道沿いのもう一つの伊方町役場の隣の食堂を選択した。グーグルマップにも役場の隣にしっかりと明示されていた。けた外れの立派な役場は遠くから確認して迷わず到着。しかし、肝心の食堂は近所をめぐるが見つからず。近くの通りすがりのおばさんに聞くと閉店でこの街には新道沿いの食堂しかないとのこと。コンビニでも同じことを言われて近くの公園で弁当食。


3、4町をまとめて合併した中心街に食堂もない。想像もできない出来事に大戸惑い。お腹を満たしてこれから本番の山登りに入る。山頂に設置されている風車を仰ぎ見ながら何度もの休憩をとって新道にたどり着く。


やはりかなり上って下の集落が小さく見えている。


次号は快適な?メロディーラインを走行!
  

Posted by さぬき男介護友の会 at 00:24Comments(0)