さぬき男　介護友の会

　宿からの山の景色で山頂近くの岩壁の下に青い屋根らしきが見える。


　宿の人に聞くと小豆島霊場西ノ滝の寺の屋根だとか。自転車で幾度か上って途中で自転車を投げ出して歩いて上ったことがあった。本日、重ね岩のビューポイントをドローンで空撮を予定していたが、ドローン墜落で中止して西ノ滝に向かう。
　細い急坂の参道を対向車に会わないように祈りながら無事到着。讃岐百景の景色もそこそこに両側にずらりと並んだ献灯の中を登る。


岩壁に張り出した建物が目に入る。ドローンがあればと悔いる。


　清水寺の本堂も岩壁に接して建てられている。




　住職の案内で参拝を済ますと、ご本尊を安置した洞窟に案内された。


　ここから清水が滾々と湧き出ており、西ノ滝と言われている。その先をたどると本堂の裏に出て先ほど見た行場の建物にたどり着く。


　ここからの眺めは絶景でさすが讃岐百景と言われる雄大な景色が眺められる。




　この山の中によくぞこのような寺が建てられたものと感心する。瀬戸内海に面した多くの地域の人たちの寄付の石碑が立ち並んでいる。
　帰路の山門近くの紅葉が色づき始めていた。


　献灯の先の青い海を眺める景色も最高だ。


　東京ナンバーの車が駐車していたが、ここまでお参りに来る気持ちが理解できる。境内を参拝していると落ち葉を掃除していたおばさんに出会い、道中購入した小豆島ミカンを少しお裾分けしたところ、大変喜ばれて何度もお礼を言われて恐縮した。ふもとの町から住職の車で厳しい道を登ってお寺を維持することは本当に大変な苦労だと感謝せずにはおられなかった。